*長野1人旅   (前編)

今から4年ほど前の夏、長野県の山奥で本物の“そば”をたべた。
「夏休みを充実しよう」
「どこか遠くに行こう」
「おいしいものを食べに」
「何を?」
「そば!」
「そばと言えば。。。」
といった具合にノープランな一人旅がはじまりました。

とにかく電車に乗って長野駅まで行けば、美味しいそばが食べられる!
と、思い到着したのがすでにpm 6:30頃。
駅周辺には、待ち合わせをしている若者たちやスーツ姿のおじさん、塾帰りの小学生などの姿があった。
まずは目的を!という訳で、女の子2人組のギター弾きに、
美味しいそばは何処に?と尋ねてみると彼女達は「どこでも美味しいよ」と
1拍の間合いもあけずに口をそろえておっしゃるではないですか。
「さーすーがーながの〜」と駅前の“油屋”というそば屋へ入ってみる事に。
そしてようやく待ちに待ったそばを食べてみると、これが案外。。。。。ふつう
「こ〜んなもんか〜」と店を出て、観光案内所で紹介してもらった宿へ行く。
宿は古くて暗く、細い階段を上がった一番奥の部屋へ案内された。
小さなお風呂では外国人と二人きりで無言の辛い時間を過ごす事となった。
暗く不気味な土壁の部屋では、テレビと電気をつけたまま寝るのでした。
幽霊が怖いので。。。。。。つづく